京Pブログ

「重い障害があっても挑戦したい」難病の人たちのそんな想いに少しでも手助けになるよう、自身の体験談等をお伝えできればと思います。

座位保持車椅子の型を取りました!

 新たな車椅子製作のため、座位保持装置の型を取りました。

 

 今ある座位保持車椅子のクッションの型を元に製作することも考えましたが、予想以上に姿勢は変わり、新たに型を取ったほうが早いだろうという業者さんの判断にお任せです。

 

姿勢が予想以上に変わったのは、病院での長きにわたるベッド生活からです。

 

気管切開術の後、2ヶ月間体を動かせなかったのもありましたが、看護師さんの都合により車椅子に乗る時間を確保できなかったのが響きました。

 

ベッド生活になるとどうしても違う姿勢を余儀なくされるので、体の変形がおきてしまいます。支える筋肉がない筋ジストロフィーだと余計に変形しやすいそうです。

 

新しい車椅子が完成したら出来るだけ車椅子中心の生活に切り替えていきたいと思います。

 

 座位保持装置の型をとるのは以前も経験はありましたが、10年あまり経過していると忘れていました。久しぶりの体験に緊張です。

 

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見た目は車椅子と座椅子を合体させた感じです。椅子のクッションはビーズクッションなので、体の姿勢に沿って自由自在に変形します。

いざ乗車!!

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乗り心地は痛いです。

思ったのもつかの間、業者さんが体の下に手を入れて「ゴニョゴニョ」と、ビーズクッションを変形させて体に沿わせていきます。

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神経を研ぎ澄ませ、ちゃんと自分の体に合っているか感覚で確かめます。

体に沿うと楽になりました。

 

呼吸器が届かないため、アンビューバックを使用しました。アンビューバックのリズムに合わせて呼吸し、クッションのはまり具合を感覚のみで確かめるのは大変です。

 

意外に疲れました。

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変形している部分は自分の骨が突き出た部分です。

さあ、調整のため1度乗り降りが必要でしたが、無事に終わりました。今後これをメーカーへ送っていただき、座位保持車椅子に変身します。

 

 今回関わっていただいた業者さん、リハさん、相談支援員さん、そして母には大変お世話になりました。ありがとうございました!

 

 あとは完成を待つのみです。ドキドキワクワクしながら待ちたいと思います。

 どうか自分にとっての最適なモノに仕上がりますように!!

 

 

※アンビューバック:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF#%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0「Wikipedia」