嚥下障害者の安全安心口腔ケア!
最近口が乾く季節になってきましたね。インフルエンザもちょっとずつ流行ってきたのを耳にします。
インフルエンザの予防法といえば、乾燥を防ぐこと、つまり口の潤いや清潔を保つことが重要かと思います。
口の潤いを保つには、「マスクの着用」「数10分おきの水分経口摂取」「適度なうがい」が代表的ですが、これは一般的な予防法であって、呼吸器をしている人や嚥下障害がある人は通用しません。
だからといって、呼吸器をしている人や嚥下障害がある人は筋肉が弱いので、何もしないと大変なことになります。
特に怖いのが肺炎です。痰がからみ、あの胸がおさえつけられる苦しみ。吸引してもなかなか取れないのは地獄です。
僕は今年1月に肺炎になりましたが、気管切開のおかげで痰はつまらなかったし、胃ろうのおかげで栄養補給が出来ました。もしかしたら日頃の口腔ケアの効果も!よって、軽症で済んだと思います。
これら様々な要因が重なっているはずなので、これからも気を付けていきたいです。
さて、ここからは「マスクの着用」「数10分おきの水分経口摂取」「適度なうがい」が出来ない方に、僕ならではの口腔ケアをご紹介しましょう!
①まずは歯磨き
これは基本中の基本ですね。いくら食べない人でもこれをやらないと虫歯になってしまいます。
僕は毎日歯磨きはしていますが、どうしても磨きにくいので、黄ばんだ軽い虫歯がちょこちょこあります。まぁ問題ない範囲ですが、やはり大事なケアだとつくづく実感しました。
✔ ここでの注文点は、歯磨き粉は使わないというものです。歯磨き粉がしっかり落とされず残ると良くないし、誤嚥してはまずいから使うのを控えました。
その代わりに液体歯磨きを使っています!
②スポンジブラシで口の中のコケ掃除
口の中や外に飲み込めない唾液が蓄積し、コケのように固まってきます。これを放っておくと、しつこくて取れなくなるどころか、かけらを誤嚥する可能性があるので、予防的に毎日スポンジブラシを使っています!
③歯磨きティッシュの使用
それでも取れないしつこいコケには、伝家の宝刀「歯磨きティッシュ」の登場です!
この歯磨きティッシュは、潤いを与える成分やキシリトールが配合されているので、まさに歯磨きと同じ効果が期待出来ます。
細かい指の動きでゴシゴシ出来ることから、しんどくて歯磨きが出来ない場合等は、その代わりに使うとよいかもしれません。
以前言語聴覚士さんに教えてもらったものですが、しつこいコケも想像以上によく取れるんです。さらにミントのおかげで、爽快感も違います!
✔ 指で舌の奥の汚れを取ろうとすると、「おえっ」となってしまうので、スポンジブラシに歯磨きティッシュを巻くと良いでしょう。意外とこの方法が汚れを取りやすかったです!
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④アズノールを舌や唇につける
ブルーのジェル状の塗り薬ですが、元々は皮膚の炎症を抑えるものです。どうしてもコケ掃除をすると、舌の皮膚も一緒にうげてしまうことがあります。そんな時にはアズノールを使います。
保湿効果も期待出来る為、僕はリップ代わりに愛用しています!天然の植物性だから長年使っていますが、特に問題はありません。
まとめ
「マスクの着用」「数10分おきの水分経口摂取」「適度なうがい」が出来ない方に、僕ならではの口腔ケアをご紹介しました。
せっかく、生活習慣病を予防しようとしているのに、苦しい想いをしたり肺炎になったら意味がないですよね。
そういったことになり得る刺激を和らげるには、この方法が良いのではないでしょうか?
口を大きく開けるのが苦手な高齢者やお子様にもオススメです!!