一度決めたことを貫く、その意志が熱い！

　いやー、サッカーロシアワールドカップ。日本決勝トーナメント進出しちゃいましたよ。

　全く期待していなかったので、この結果には驚いています。こんな事言って、日本代表の実力を信じている皆さん申し訳ありません。

　昨日は野球好きの自分でも結果が気になって観てしまいました。就寝時間が午前1時だった為、翌日の疲れがあるにせよ、劣勢からでもあきらめずに前を向いた選手達には元気をもらいました。

結果オーライ。コロンビアに救われた面もありますが、必死さは画面越しに伝わってきました。

　監督の判断も冷静で良かったと思います。コロンビアが勝っている状況から決勝トーナメント進出の可能性が出てきたことで、戦術の変更です。

日本が負けているこの時点で、セネガルと勝ち点・得失点差が同じ、イエローカードの数（いわゆるフェアプレーの数）で日本の方が下回っており、ワールドカップの規定では決勝トーナメント進出圏内。

ここから監督は思い切った采配をしました。試合終了までの徹底したパス回しです。

　当然、セネガルがコロンビアと引き分けると勝ち点の差で、日本の決勝トーナメント進出は断たれてしまう。

　一方、日本は引き分けに持ち込むと決勝トーナメント進出が確実でしたが、この日のポーランドの調子の良さを考えるとそれも難しい。これ以上失点を重なると得失点差の関係で敗退濃厚。

　ましてや、徹底した守備で相手を潰してしまっては、フェアプレーの数で不利になるかもしれない。

　そんな状況でも覚悟を決め、自分の信じた可能性に賭け、たとえそれがどんなカッコ悪いやり方でも、最後まで貫き通す西野監督。実に男らしいです。

　有望な若手を選考外にして、おっさんジャパンにした西野監督には当初は否定的でした。選考漏れの有望若手の中には、僕の期待の選手も含まれていたので、「失望した」と。

ですが、おっさんジャパンは自分を信じる強さと、覚悟が詰まった集大成だと感じました。昨日の試合はまさにその象徴だったように思います。

西野監督すみません。

　昨日の日本のプレーには賛否両論があるようですが、「今できること」を最大限に活かして、目標に向かっていくのは素晴らしいことではないでしょうか?それが決められた範囲であり、プランが明確であればより良いです。

だから胸を張って欲しいです。どこのだれになにをいわれようとも!

　ワールドカップはどんな一流の選手も、フィールドの魔物に飲み込まれるようです。ドイツのグループリーグ敗退がそう思わせますが、名前負けしなければ付け入る隙がありそうです。

　泣いても笑っても一発勝負なので、泥臭くてもいい。どんなプレーだって一生懸命やればそれが一番です。その延長がゴールだと思うから、先だけ見つめて挑戦して欲しいです。

そのひとつひとつの懸命なプレーが、勝利に「つ・な・が・る」と確信しています。