京Pブログ

「重い障害があっても挑戦したい」難病の人たちのそんな想いに少しでも手助けになるよう、自身の体験談等をお伝えできればと思います。

かけがえのない瞬間を奪った。その罪はデカい!

 人気ユーチューバーが不必要な救急要請をし、偽計業務妨害で逮捕されたというニュースが朝の報道番組で取り上げられたので、怒りがこみ上げてきました。

 

発端は泥酔状態の配信者の容体を心配したリスナーの通報から始まり、その後出動した救急隊に暴言を吐いたようです。

 

一旦帰った救急隊でしたが、納得いかない配信者が再度呼びつけ、暴言はさらにエスカレート。救急隊とのもみ合い・口論の末逮捕されるという内容でした。

 

https://mainichi.jp/articles/20180703/ddl/k08/040/313000c

http://news.nicovideo.jp/watch/nw3638697

 

 一番腹が立つのはその時の態度。「気持ち悪いから救急車を呼んで」と言っておきながら救急隊の方に対しては、「なんで来たの?体調は悪くない💢」と言った所です。

 

挙句の果てに暴言を吐くなんて!懸命に人を助けようとする救急隊の方の気持ちを考えると正気の沙汰ではありません。

 

おまけに心配してくれたリスナーにまで怒りをぶちまけており、商売人がお客様にする行為からしたらあり得ないことです。

 

 人にお礼も謝罪も言えないなんて人間として失格。ましてや仕事で対価をいただいている社会人として情けないと思います。

 

 救急隊の方の想いも考えるととても悲しいです。特にそう思うのは自分の命を救っていただいた恩人だからです。

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 僕は中学生の時重い肺炎になったことがあります。その苦しみは耐えがたいものがありました。

 

確かインフルエンザからの肺炎だったと思います。39℃の熱に有り得ないほどの息苦しさ、痰の量もたくさんあるのに出てこない。酸素吸入では手に負えず、そのまま昏睡状態に......。

 

 当時の記憶はほとんどありませんが、懸命に呼吸しなければ「プツッ」と行ってしまう。かろうじて見える光の線が、わずかに聞こえる家族の声が途切れないように必死に耐えていました。

 

その後全身麻酔で眠っていて分からないけど、後に看護師さんの話によれば、少しでも対応が遅れていると死んでたそうです。

 

どうやら助かったのは先生や救急隊の方の対応がよかったおかけでした。もし、助かっていなかったら「なかったであろう今日この瞬間」

救っていただいた先生や救急隊の方には感謝でいっぱいです。

 

 一分一秒の差で助かる命と助からない命。この配信者が暴言を吐いている間・再要請したうちに助かる命が失われたかもしれません。

 

また、人は1人では生きていけません。障害があろうがなかろうが誰かの支援があってこそです。家庭にしろ、仕事にしろ、交友関係等にしろ、救急隊の人も生きていくための大切な一部です。

 

この人はこれらの大切な時間を踏みにじりました。同じインターネット利用者として非常識なこの行為。はらわたが煮えくり返りました。

 

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※リスナー:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%BC「Wikipedia」