京Pブログ

「重い障害があっても挑戦したい」難病の人たちのそんな想いに少しでも手助けになるよう、自身の体験談等をお伝えできればと思います。

男気あふれる、武藤雅胤さんのライフスタイル。

 業者に依頼してまで電子化した書籍、「KEEP MOVING 限界を作らない生き方_ 27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由 」を読み終えたので、いくつか気になったメッセージを紹介したいと思います。

 

 

心を動かされたワード1

 

 やはり武藤さんとは病気は違えど、難病には共通点がありました。身体の状態にしろ、目の前にあるバリアにしても、解決していく課題としては似ている部分があります。

 

ただ、気持ちの持ちように関してはこの本に教えてもらいました。

 

よりよい未来というのは、一気に出来上がるものではないと思うんですよね。みんながちょっとずつ意識を変え、心の垣根を取り払う努力を重ねることで、少しずつ世の中の認識が変化して、少しずつよりよい未来に近づいていくのだと思います。

そのことを信じて、僕は今日も行動し続けています。

 

出典元:KEEP MOVING 限界を作らない生き方_ 27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由「武藤将胤」 株式会社誠文堂新光社 2018年出版 978-4-416-61839-4

 

この言葉は、とても背中をおしてくれるメッセージでした。

 

「行動し続けることで、少しずつではあるけれども、とにかくやってみよう!そうすれば今日より明日、明日より明後日と、人間は進化出来る」と。

 

 何でもいいからこれからは、出来る範囲で積み重ねて行きたいです。そうやって毎日微妙に意識を変えて行けたら、将来自分が生きていく上で大きな財産になるかもしれません。

 

 明日見える世界がより充実し、より可能性のあるものに変えていくためには、「日々のささやかな努力と行動から」が大きいと感じました。

 

 

心を動かされたワード2

 

 行動していくためにはまず、制約と向き合っていく必要があります。

 このことを突き詰めていく上で、心を動かされる言葉が、

 

僕は健常者であったときよりも今のほうが、発想が豊かで柔軟になっている、といえます。
制約が、今の僕をはばたかせてくれているのだと思います。

 

出典元:KEEP MOVING 限界を作らない生き方_ 27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由「武藤将胤」 株式会社誠文堂新光社 2018年出版 978-4-416-61839-4

 

というものです。

 

 こんな考え方したことがありませんでした。壁にぶつかっては後退し、一進一退を繰り返すうちに時間ばかりが経っていきました。

 

 どうしても、「面倒くさいことから逃げたい」傾向がありがちですが、そこはもう気持ちで負けていますよね。

 

そんな時は発想の転換をしてみればいいのかもしれませんね。上手くいくイメージを持って、恐れずに行動していくと意外と道は開けるのかも!

 

 武藤さんも制約を味方につけて、様々なアイデアを生み出して来られているわけですから、打開策はきっと誰にでもあるはずです。

 

自分の得意な分野から、経験してきたこと何でもいいので、そこをいかに利用していくか?自分を見つめ直すいいきっかけになりました。

 

 制度のことも日常のことも仕事のことも制約だらけで、なかなか思い通りにいかないですが、制約をアドバンテージにしていく気負いで、柔軟に発想したいと思います。

 

もちろん、自分の発想だけでは追いつかない問題は、家族や専門家の力を借りたいです。

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心を動かされたワード3

 

 自分の発想と人の発想を集約すると、解決にグッと近づくことがありますが、それは社会の現場でも同じだと思います。

 

自分だけではできないことも、一緒にチームを組んでやったらできる。そうやって誰も創ったことのないものを生み出す挑戦ができたらどんなに楽しいだろう

 

出典元:KEEP MOVING 限界を作らない生き方_ 27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由「武藤将胤」 株式会社誠文堂新光社 2018年出版 978-4-416-61839-4

 

 確かに、武藤さんのこの言葉に引き寄せられるように、挑戦から実現までの流れを理解していくうちに鳥肌が立っていきました。

 

ALSの啓発活動に始まり、洋服ブランドの立ち上げ、大手メガネメーカー「JINS MEME」とタッグを組むことまで、販売業のアルバイトで培ってきた経験が役に立っているそうです。

 

そのいずれもが、自分の夢そのものなのが驚くところ。身体の状態や周りを取り巻く環境はガラッと変わったはずなのに、夢にたどり着けるのはワクワクします。

 

 まさに闘う男の憧れる舞台であり、男が目指すビジネススタイル。競争にも競り勝ち、病気にも打ち勝った上で極めておられるので、カッコよさは半端ないでしょう!

 

ときにはチームで支え合い、「得意な分野・苦手な分野を補い合うことの重要性」も必須条件と書かれていますが、そもそも武藤さんの発想力とリーダーシップがあるからこそ、実現したのだと思います。

 

 実際に以前通所していた事業所で、「ホームページ作成プロジェクト」を仲間とともに担いましたが、やはりコミュニケーションを取りながらの意見集約は難しいと感じました。

 

自分も、「あの時もっと思い切って意見を伝えておけば」と後悔があるからこそ、余計に伝わるメッセージなのです!

 

 ホームページ作成の活動がなくなっても、福祉サービスを安全に利用する為には、「チームの連携」が欠かせません。

もしかしたら他の方面でも、チームが必要かもしれません。

 

その時は、「意見を率直に伝えること」からは逃れられないので、そのことを示してくれた武藤さんには拍手を送りたいです!

 

 

心を動かされたワード4と5

 

 普段何気なく使っているモノは、「人の努力の結晶が詰まったテクノロジー」から生まれています。

 

例えばパソコン等の家電だったり、人工呼吸器だったり、数え切れないありとあらゆるモノがテクノロジーから生まれ、進化を続けています。

 

特に上記で挙げたモノは、「自分の生活を維持していく為に重要なピース」であり、言ってみれば、身体の大事な心臓部。このテクノロジーがあるからこそ人生をエンジョイ出来ます。

 

そのことを武藤さんの言葉を通して再確認しました。

 

新しいテクノロジーを活用することは、暮らしを便利にしてくれるだけでなく、人手不足を補う働きもしてくれると思うのです。

 

出典元:KEEP MOVING 限界を作らない生き方_ 27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由「武藤将胤」 株式会社誠文堂新光社 2018年出版 978-4-416-61839-4

 

 人手不足といえば、介護の世界や医療の世界でより深刻度が高いですね。この現実は、外国人研修生が増えたこと・少子高齢化社会の到来から伺えますが、

 

もしこのままその状況が悪化したら、どうなることか?

障害者が我慢することは必ず出てくるだろうし、最悪野垂れ死になる人もいるかもしれません。

 

 「すべての人がその人らしく輝ける」為にも、テクノロジーが早急に発展することを僕も強く願います。

 

 武藤さんも、「テクノロジーを発展させた一人者である」ことに間違いないですが、将来テクノロジーが目まぐるしい進化を見せ、「すべての難病患者がすべてのことをすべて1人でこなせる」ようになれば、

 

家族も支援者も、

 

「すべてを自分がやらなくてはいけない」という重荷から解放され

 

出典元:KEEP MOVING 限界を作らない生き方_ 27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由「武藤将胤」 株式会社誠文堂新光社 2018年出版 978-4-416-61839-4

 

真にイキイキと暮らせる世の中になると思います。

 

もちろん当事者だって、制度の重圧から解放され、快適に暮らしが送れるようになるでしょう!

 

 

 というように、この作品は「生きがいを与えてくれる」「希望と可能性を広げてくれる」メッセージが込められています。

 

 難病や障害で自信を失ってるあなた、ビジネスで成功をつかみたいあなた、これから何かに挑戦したいあなた。

 

ぜひご一読いただいて、きっかけにしていただければと思います。

 

KEEP MOVING 限界を作らない生き方:27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由

 

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