京Pブログ

「重い障害があっても挑戦したい」難病の人たちのそんな想いに少しでも手助けになるよう、自身の体験談等をお伝えできればと思います。

本日母の日

 今日は何の日?もちろん母の日です。

 

 自分の介護の大半は母に依存しています。

 

気管の吸引からトイレ介助、歯磨き等々、身体が動かないため、来る日も来る日も24時間数え切れないほどやってもらわなければなりません。

 

 うちは自営業なので、母は仕事に家事に介護に全てを両立させています。自身の精神面でも何度も助けてもらい、もうありがたいとしか言いようがありません。

 

 昨年のお盆明けから今年の3月まで気管切開の手術のため、僕は親元を離れていました。

 

看護師さんにも数多く救われましたが、やはり母のようにはいかず自身で伝えることは山ほどありました。そんな病院生活の合間にも何度も足を運んでくれました。

 

 看護師さんでは自分では行き届かないところも母はすんなりとやってくれます。安心感はピカイチなんです。

 

 そんな母の凄いところは、自分のしたいことを我慢してまで、過酷な忙しい毎日を乗り越えていける精神力です。プライベートな時間も夜の1時間程度ですが、僕がそばにいることでなかなか気は休まらないと思います。

 

本当に心身ともにボロボロのはずなのに、家族には嫌な顔をしないのもまた凄いです。グチはたくさん聞きましたが、そこで発散出来るものはたとえわずかでも、家族にキレることはほとんど見かけません。

 

 その点、僕や父はどうでしょうか?いくら頑張っても自分の弱い部分が出てきてしまいます。

 

 毎日自分の楽しみがないとイライライライラ、しんどいと余計に機嫌が悪くなります。

典型的な男の悪い部分ていえばそれまでですが、やはり母の強さは並大抵ではありません。

 

 これまでも通信制高校や通所施設・外出に連れ出してくれました。それら生活に関わるあらゆるものが、母なしでは語れないわけです。

 

 父は介護に対しては不器用な為、ほとんど分からないです。軽度の時でもかなりてこずっていましたから、介護が増えた今の現状では、仕事の忙しさを考えると任せられないでしょう。

 

このことから、もし母がダウンした場合を考えるとゾッとします。かと言って病院では自分らしい生活を遅れるわけではないので、非常に難しい問題です。

 

 母は僕のことで、どんどん自分の時間が失われていっています。これは今まで何度も助けてもらった息子としては、とても悲しい現実です。

 

「楽しみがあるからこそ前向きに歩いていける」。

人間誰しもこの言葉に救われると思うので、一日も早く母が介護の重圧から解き放たれるように行動していきます。

 

焦るとお互いの為にならないので、出来ることからコツコツと。

 

 今自分ができることは微々たるものですが、感謝の想いを伝えたいです。

 

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